本研究室では, 自然現象・社会現象など様々な現象を
主に微分方程式の視点から考察し解析する
数学の研究を行っています.
大塚の主な研究テーマは
幾何学的発展方程式による界面の時間発展現象の数理解析
(結晶成長, 自然界における様々な模様の形成など,
モノの形の変化を追う数理モデルの研究)
ですが, およそ興味が湧く($+$何かできるんじゃないかという手応えがある)
ことなら何でも取り扱います.
本研究室では数学の研究がメインになりますが,
目に見えて形が変化するものを解析するため,
自分の書ける範囲で数値解析やそのプログラミングなども行います.
大塚の研究内容の主な応用分野として
などがあり, 大塚自身の研究では
などがあります.
物理・生物・社会の諸問題と
同等かそれ以上に,
その数学的構造や, その諸問題を考察するための数学理論に興味がある人
向きの研究室かと思います.
(非線形)偏微分方程式, 等高線法・等高面法(level set法), フェーズフィールド法, 変分問題
教科書を選定してそれを輪読するとともに, できるものは数値計算実験などで内容を確認します.
教科書は微分方程式, 数値解析とその応用分野等から
ゼミに参加する学生と相談の上決定しますが,
おおよそ以下のジャンルとサンプルを想定しています.
ここでは少し厳し目のことを注意しておきます.
まず本ゼミへの配属について,
学生が所属先するプログラム先によって配属を拒むものではありませんが,
上記の通り本ゼミでは数学を学びます.
ゆえに学生は微分積分学1・2, 線形代数学1・2を履修済みであることを想定していて,
それゆえにデータサイエンスプログラム・計算機科学プログラムの学生の受け入れを表明しています.
要するに, 履修済み科目のミスマッチについては,
こちらからのフォローでは限界がありますので,
本ゼミを希望する学生は必要な数学について
自力で勉強することを心がけてください.
一応フォローになってないフォローをしておくと,
上記の意味で皆さん横一線です.
何より, 具体的な関数の微積分はほとんどなく,
文字 $u(x,y)$ で表される未知関数の微積分ばっかりやります.
思ったより線形代数学を多用します.
というより, 線形代数学を使って話を整理しないと
何が起きているかよくわかりません.
皆さんにとっては初めてのことが目白押しです.
興味があれば, 是非.
ただし
ゼミ配属後に普段あまり見ない数学をたくさん勉強することになる
ことだけはご承知おきください.